魔法みたい！捨てるはずの根っこが蘇る「リボベ...

魔法みたい！捨てるはずの根っこが蘇る「リボベジ」で始めるエコ家庭菜園

スーパーで買った野菜の根元やヘタ、調理後に捨てていませんか？

実はその「切れ端」は、もう一度新しい野菜を実らせる命の宝庫です。
この再生栽培を「リボベジ（リボーン・ベジタブル＝再生野菜）」と呼びます。

リボベジは、家庭菜園の中でも特にエコで、手軽に始められるのが魅力。食品ロスを減らし、ゴミを減らし、新鮮な野菜を何度でも楽しめる、一石三鳥のサステナブルな趣味です。

今日からあなたもキッチンでできる、"エコライフ「リボベジ」"を始めてみませんか？

1. なぜリボベジは「エコ」なの？

リボベジの最大の魅力は、そのエコで経済的な循環にあります。

食品ロス＆ゴミの削減: 本来、生ゴミとして捨てられるはずだった野菜の一部を再利用することで、家庭からの食品ロスを直接的に減らすことができます。ゴミの減量にも直結する、最も身近なエコ活動です。
初期費用ゼロ: 種や苗、土を買う必要はありません。必要なのは、水と容器（空いたカップやお皿でOK）だけ。費用をかけずに始められる、家計にも優しいサステナブルな方法です。
無農薬で安心: 自分で育てた野菜なので、もちろん無農薬で安心。収穫までのプロセスを観察するのは、お子さんの食育にもぴったりです。

2. 初心者におすすめ！再生しやすいエコなリボベジ３選

リボベジは特別なテクニックは不要！水に浸しておくだけで、驚くほど簡単に再生する野菜から挑戦してみましょう。

① ネギ・玉ねぎ（再生力No.1のエース！？）

野菜	必要な部分	育て方（水耕栽培）
長ネギ/小ネギ	根元から3〜5cm	根が浸る程度の水を張ったコップに入れる。
玉ねぎ	根付きの芯（ヘタ）	ヘタの下部だけが浸るように浅く水を張る。

【ポイント】 ネギ類は、水を毎日替えていれば、3～5日で新しい葉が伸びてきます。何度か収穫できますが、株が弱ってきたら土に植え替えることも可能です。

② 大根・人参（葉まで楽しむ）

野菜	必要な部分	育て方（水耕栽培）
大根・人参	1〜2cmの厚さに切ったヘタ	浅いお皿にヘタの下部だけが浸かるように水を張る。

【ポイント】 根菜類のヘタから再生するのは、葉です。この葉には栄養がたっぷり！水の交換を毎日行い、ヘタの断面が腐らないように注意しましょう。可愛らしい葉がキッチンを彩る、観賞用としても楽しめます。

③ 豆苗（最速で収穫！）

野菜	必要な部分	育て方（水耕栽培）
豆苗	豆が付いた根元（脇芽を残す）	根全体が浸るように浅い容器に水を張る。

【ポイント】 リボベジの定番。切り取った後、水を替えて日当たりの良い場所に置けば、約1週間で再収穫が可能です。ただし、豆が水に浸ると腐りやすいので、根だけを浸すように水位を調節しましょう。

3. リボベジ成功の鍵！エコな管理術

リボベジを長く楽しむには、ちょっとしたエコな工夫が必要です。

成功のコツ	エコな理由
水を毎日交換	容器にぬめりやカビが生えるのを防ぎます。水を怠ると失敗の原因に。
明るい窓際に置く	レースのカーテン越しなど、直射日光を避けつつ、植物の成長に必要な光を与えます。
空き容器を再利用	プリンカップ、タッパー、お惣菜のパックなど、プラスチックごみの再利用が容器代わりになります。
液肥を少量活用	何度か再生した後に成長が止まったら、液体肥料を少量与えると、再び元気を取り戻すことがあります。